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雇用統計発表でアメリカ利上げは秒読み段階

雇用統計で何がわかる?

労働省
米雇用統計とは、毎月第1金曜日にアメリカ労働省が発表する雇用に関する指標です。
10項目ほど発表されますが、注目されるのは、失業率と非農業部門雇用者数(いわゆるサラリーマンの新規雇用者数ですね)の2つの数字です。

アメリカの景気がわかる!

この指標で、雇用者の数が多ければそれだけ給与収入を多く払っているので、個人の消費や税金などが増え、アメリカの経済は比例的に潤っていくのがわかります。

予想を越えるのか、越えないのか?

景気指数のように扱われるこの指数ですが、発表の事前に予想数値が立てられます。この数値を越えるのか、越えないのか、発表前から毎月、市場関係者やFXトレーダーの方はかぶりつきで発表を心待ちにします。

市場関係者

お祭りはやってきたのか?

雇用率、非農業部門雇用者数の2つの中でも、非農業部門雇用者数の数字は予想とは違う数字が発表されることが多く、サプライズな数字が発表された場合はFX市場は、お祭り状態になります。(ちなみに雇用統計の数字は、yahooのようなポータルサイトでも速報で流しますし、各FX会社のサイトでも速報で発表します)

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10月の米雇用統計は、利上げの判断材料になるか?

今回の雇用統計では、数字だけではなく、米国が10年ぶりの利上げに踏み切るかどうかの判断材料にされるという観測がたてられていました。
もしも、数字が良ければ、利上げ待ったナシというのが大方の予想でした。

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10月雇用統計の実際の数字は……

非農業部門雇用者数 予測 18.5万人→ 実際 27.1万人
失業率       予測 5%→ 実際 5%

非農業部門雇用者数は、予測を大きく越える良い数字になりました。予測よりも10万人も多いということは、アメリカの景気は確実に上向いているというコンセンサスが生まれました。
雇用統計
▲雇用統計発表後、案の定、ドル円は1円の値動きを見せました。

雇用統計 専門家はこう見た

今回の雇用統計の発表数値について、ウォールストリートジャーナルに掲載された専門家の意見は以下の通りです。

ロブ・マーティン

バークレイズのロブ・マーティン氏 
当社ではFRBが12月利上げに動くとの予想に変更した。10月の雇用統計は非常に堅調で、広範な力強さが浮き彫りにされた。雇用市場が8・9月の減速から完全に持ち直したことを示唆している。


ロブ・マーティン

ジャニー・モンゴメリー・スコットのガイ・レバス氏 
10月の雇用統計は、景気減速を主張する少数派に対してとどめの一撃だった。10月の統計は、12月利上げの可能性を簡単につぶす可能性がある2つの経済指標の1つ(もう1つは11月の雇用統計)でもあった。


ロブ・マーティン

プランテ・モラン・ファイナンシャル・アドバイザーズのジム・ベアード氏 
本日の統計発表前には12月利上げの確率が五分五分だったことを踏まえると、雇用拡大ペースの持ち直しで、FRBによる利上げが早めに実施されるとの見方は明らかに高まった。